9月6日で、平成30年北海道胆振東部地震から丸一年が経ちます。
道内では統計史上初となる震度7を厚真町で観測し、土砂災害などで多くの尊い命が失われました。
そして停電の発生や地盤の液状化により多くの道民に被害を与えました。
日常を取り戻す地域も多い中、連日の報道で仮設住宅の延長や道路の復旧工事などまだまだ復興はまだ道半ばという状況です。
当法人での出来事を振り返れば、停電により食事の提供がままならず急遽ガスの手配により食事を提供したり、貯湯槽の停止により水をタンクに入れて運んだり、LEDランタンにより明かりを確保したりとバタバタだったことを思い出します。
冬に発生していたら、暖房などどうなっていたことかと。
あの地震の経験を活かし、浄光会ではポータブルストーブを確保した他
北海道老人福祉施設等整備事業(非常用自家発電設備)費補助金を申請し、特養施設内の暖房・お湯・水・電灯その他の電力を最低限使用できる非常用発電設備を設置することとなりまして、本日クレーンにより設置工事が行われました。
実際に使用できるのは、本年10月からとなりますが多くのご利用者を預かる責任として一定の備えができることに安堵しております。
北海道電力もブラックアウトの経験を経て、再発防止に取り組んでいますし非常用発電設備が稼働しないことを祈るばかりです。